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『何も呼び鈴を鳴らす』経験談

少し暑さが和らいできた本日9/6(月)

朝晩は20度程度と窓開けて風通せば、

空調機なくても快適に過ごせるようになってきましたね(^^♪

本日も何件かブログアップして参ります。

美味しいかどうか楽しいかどうか分かりませんが、

ボリュームありますので、大口開けてどうぞ召し上がってください!

DSCN9767.JPG

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今回は私が、常日頃業務に当たる上で意識している

ケアの方法とその成功例を少しご紹介させていただこうと思います。

もちろん、岡出山の職員も含めて介護業界の皆さんについては

十分な理解と実施しているかと思いますが、

ブログ読んでいただいて方にはまだ介護始めて間もないとか、

日頃ご自宅でご家族のケアに当たっておられる方もいるかと思います

ヒントになればと思い書かせていただきます。

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『何度も何度も呼び鈴を鳴らす』

ご用事があると呼び鈴を鳴らし職員を呼ぶ

「腰が少し痛む」

ポジション変えて部屋を後にします

またすぐに呼び鈴が鳴ります

「まだ腰が痛い」

こうして何度も何度も職員が呼ばれることありますよね

私もお泊りになった方が、そういった行動をされて、

"これはいつまで続くんだろう"と不安を覚えましたことありました

だだ実際、本当に不安なのは利用者なんです

不安で不安でしかななく呼び鈴を鳴らしている場合が多いです

⇒対応策

呼ばれたら要求にお応えした上で、

手などに触れながらお話をします

もちろん目線は同じ高さで目を見て

話す内容はこれまで利用者接して知り得たことのうち

利用者が好きなこと、楽しかった思い出、ご自宅付近の商店街の話とか

利用者が率先してお話してくれるような話題をふります

しばらくお話しします

すると、気になっていた腰の違和感や帰宅願望など

さまざなな不安が薄まっていくのが手に取るように感じられます

実際、その後、呼び鈴の数は圧倒的に減りました

実践から感じたことは、

固執していることから気をそらしてあげることが大事だと思いました 

『トイレに行きたい』と何度もお話になる方

もし不安からくる言動であれば不安を取り除けば軽減される可能性十分にあるかと

ぜったいNGは「さっき行ったでしょ!」これ絶対ダメ!!!

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『帰りたい』『今日は帰られるかな』『お迎え来るかな』

帰宅願望強い利用者が何度も訴えます

「帰りたい」通所のみ利用の方が帰られた16時以降に頻回

それはもうかわいそうになるくらい。。。

ご家族のご都合もありますので致し方なく

「今日はお泊りなんだよ」「明日娘さん迎えに来る」と話すと

残念そうに「しょうがないね」と理解を示すものの

またすぐに「帰りたい」とつぶやくように

認知が進んでおられ、短期記憶力が低く理解もすぐ忘れ

また「いつ帰られるかな」と小さな声で

この方の場合は、横についてべったりでお話しすることは好まず、

更に短期記憶も低下していることもあり、

話をして不安を取り除くことは難しい状況にあります

そこで私が利用するのが、持参のタブレット!

歌が好きな利用者様、美空ひばりさんの歌を流すとニコニコと口ずさみます

先ほどまでのしょんぼりした様子とは打って変わって

ドリフターズや当時のお笑い番組を映像を流したりしても効果的でした

夜も更け、少し目がしょぼしょぼしてくると

「そろそろ寝ようかしらと」スッと就寝 

帰りたい気持ちは不安はどこへやら

朝また不安げに起きてくるときに

「今日娘さんが迎えに来るてよ」と伝えてあげると

「ホント!じゃ起きないとね」なんて

気持ちよく率先して行動してくださいます

このことから思うところ

普段から利用者とよく話すことの大切さ

ただ話すだけの"Conversation"ではなく、

その方に寄り添い興味を持ち知覚・感情・思考を伝達させる

"Communication"することが大切であると思います。

そして、その中で利用者様との親しい関係性"Connection"が生まれるのだと思います。

今回の事象のNGは

「帰りたい」という切ない気持ちの吐露に対し、

何度も何度も同じように「大丈夫、明日帰られるよ」と言い続けること

それは一瞬のオアシスにしか過ぎません すぐにその水は枯れているはずです

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いつもながらの散文ですみません(-_-;)

打っているうちに熱を帯びてきてしまいまして

思いのたけを書かせていただきました。

長くなりましたので、このテーマのブログはまたあげさせていただきます。

実際わたしに立ちはだかった問題とそれに対する解決策と成功例

ご期待するほどのものではありませんが、

どこかの、どなたかのケアのヒントになればと

では(^^)/

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2021年09月06日

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